
最近日経新聞などでもパワーカップルという単語が出てくるようになりました。
パワーカップルという言葉に明確な手儀はありませんが、夫婦共働きでそれぞれが700万円くらいの年収があり、1400万円以上の世帯年収がある家庭を呼ぶことが多いようです。
1400万円の年収があれば、手取りで1000万円くらいの年収はあるわけで、貯蓄なんてし放題では?なんて思われる方が多いように思います。
私の家庭もこの定義に従うのであれば、一応パワーカップルに属しており、保育園で知り合った知人が多く、ほとんどがこれに属していると思います(保育園無償化などなかった時代で、それくらい年収がないとペイしませんでしたので)。ただ、周りを見ている限り、収入を生かしてうまく資産形成していると思われる人にほとんどあったことがありません。
特にパワーカップルは首都圏に住むケースが多く次の3つの理由で出費が増えがちです。 Sponsored link
理由① 保育料・教育費による出費増大
今ですら保育園無償化などが言われていますが、それも3歳以上の話で合って、競争の激しい首都圏ですと0歳からでないと預かってもらえないケースもざらにあります。私も実際そうでした。
3歳までの保育料は非常に高く、子供1人当たり10万円ほどかかります。2年預けると20万円もかかります。
さらには、大きくなっても私立学校へ入れたり、習い事をさせたり、特に共働きですと家に居るよりも習い事に行ってもらってた方がという意識も働き、保育料がいらなくなった後も教育費がかかりがちです。私の家も子供2人いていずれも公立似通ってますが、習い事などの費用がかさみ毎月計15万円もの出費になっています。
周りの家もみんなたくさんの習い事に通っています。
また、小学校から子供を私立に居れた友人の話では、年間1人100万円くらいの授業料がかかるとのことです。
理由② 住居費が高い、かけすぎ
パワーカップルと呼ばれる夫婦はそれなりの企業に勤めているケースが多く、どうしても勤務地は首都圏になりがちです。
地方と比べると住居費が高く、どうしても高コストになりがちです。
さらにどうしても時間を金で買うという意識が働き、駅に近い物件など利便性の高いところを選びがちです。したがって、どうしても住居費の割合が高くなりがちです。
また、なぜか家にこだわる人が多く、マンションから戸建てへ買い替えたりと1人の収入では買えないような物件を買っている人なども良く見かけます。
理由③ 生活への危機感の欠如
最後になんだかんだでそれなりに手取りがあるので、あまり危機感を持っていないように感じます。
我々の親世代は、高度経済成長期で、自宅(値上がり傾向)を持ち、定期預金(金利6%なんかもざら)をしておけば後は年金などでなる時代でした。したがって、そういう大人は、「家を買え」「貯金をしろ」と言ってきます。私も親もいまだに貯金貯金とうるさいです。
しかしながら、現在は低金利政策で不動産価格は上昇しており、今後は人口減の影響で不動産の大きな値上がりは見込めないでしょう。銀行預金金利に至ってはほぼ無しに等しいです。
親の言ってることには疑問を持って、今の時代に合った運用をしていかないといけないのです。
しかしながら、周りのパワーカップルの多くは、そこそこ収入があって貯金してるし、企業年金もあるし、持ち家もあるし何とかなるだろう、くらいに関上げている人が多いように感じます。
つまり、親世代から受けたことを疑いもせず、今の時代でも同じことをしてしまっています。これではいくら収入があっても効果的な資産形成はできません。
まとめ
パワーカップルは資産形成で有利なのは間違いありません。仮に年収が多くなくても、妻が働けるのであれば共働きを維持すべきと思います。
また、そこそこの企業で働いてれば、退職金も年金もそれなりにもらえるとは思いますので、極貧生活という事態にはならないと思います。
ただ、本人たちが思い描いているほど豊かな老後にはならないのではないかと思います。
重要なのは資産形成の重要性に気付き、出費を抑えることを考え、かつ少しでも早い時期からコツコツと資産形成に励むことと思います。
私も手取り収入の半分とまではいきませんが、1/3くらいは最低でも貯蓄できるように、今年度から積立額を増額し様と思っています。
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