資産運用はいつ始めるのが良いのか?

コロナに起因する金融緩和の影響であらゆる金融商品が上昇しており、新たに投資を始めてみたいと考えている人も多いと思います。

他方、先進国を中心にコロナワクチンが普及し経済活動が再開しつつある現在、近く金融引き締めが始まり、大きな相場の調整が始まるのではないか、であれば下落するまで待って始めた方が良いのかと考える人も多いのではないかと思います。

 基本的には、私は待つ必要はなく、始めようと思ったときに始めるべきという考えです。

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① インデックス投資

インデックス投資は、20年、30年といった長期積立投資することを前提としており、始めようと思った時がはじめ時と思います。

私もかつてリーマンショック後、少し相場が戻ってきたときに全部利益確定しようかと悩んだ時期がありましたが、結果的には持ち続けて正解だったと思っています。リーマンショック時の変動は、確かにその時相場にいればインパクトは甚大なものでしたが、長期で見れば軽微なものです。

また、相場が下落するタイミングは誰にも分りませんし、いざ下落相場に遭遇するといつがそこなのかわからず、結局買い時を逃してしまうものです。

従いまして、インデックス投資については、いつ始めても良いと思います。むしろ複利の効果を少しでも享受するため、早い方がいいと思います。

また、もし積立ではなく、まとまった資金の運用を考えている人は、一度に購入せず、2年から5年くらいの期間に分けて積み立てていくのが良いと思います。

 

② 日本株

これは悩ましいところですが、戦略に寄るかと思います。人によっては騰落レシオを追いかけながらある水準以下になったタイミングで買いに向かうようなやり方でうまくやられている人もいます。

私の場合は現金比率をそれなりに維持しながら売買を続けています。

ただ、銘柄選定基準は特に緩めたりせず、同じ目線で銘柄探しをするようにしています。

 

③ 不動産投資

不動産は金利が上がると安くなり、下がると高くなります。ただし、金利の上がる局面で物件価格は下がりますが、融資が出にくくなるので、買いにくくなります。一方、金利が下がると物件価格が上がるので買いにくくなります。

つまり、不動産を買うということはいつも難しいものです。なのでいつが買い時かというと自分が買える良い物件が出てきた時が買い時と思います。また、仮に高くなっている時期に買ってしまっても、保有し続ければ元本は減っていき、いつかはプラスになりますし、金利が低ければ元本の減りも早いです。

他方、売り時は間違いなく、金利が下がり物件価格が上昇しているときです(つまり今です)従って、不動産はある程度長期で保有することを前提に物件を選べば、いつ始めてもいいと思います。そして、金利が下がり物件価格が上昇してきた局面まで保有し続けるというのが合理的と思います。

 

④ FX

FXは為替のリスクヘッジとして使う、プロの様な使い方から、テクニカルトレード、スワップ狙いのトレード等、いろいろな手法があります。

ここでは私が採用しているリピート系システムトレードを対象に述べてみたいと思います。

私の手法は主要通貨ペアが長期でレンジ相場になるという点に着目したトレードですので、いつがはじめ時ということはありません。むしろ暴落局面は格好の収益のタイミングとなりますので、暴落が近いと思われる今の様な状況の時は始めておくべきと思います。

それでも暴落が怖いという人は、レートがレンジ端に近い通貨ペアから始めてみるのが良いと思います。

 

まとめ

どの投資も基本は長期で複利の恩恵を受けるというのが基本となりますので、投資のはじめ時というのは特になく、基本的にははじめようと思った時がはじめ時だと思います。

そして失敗するパターンは始める時期ではなく、リスクの取り過ぎで一度の変動で退場してしまうというパターンです。

時期を探るよりも、

  •  投資対象のリスクをよく理解すること
  •  そのうえで、勇気を出して少額からスタートしてみること

が大事と思います。

そしていったん始めてしまえば、長くても2年ほど辛抱強く続ければ、相場にも慣れそれなりの成果も見えてくると思います。

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