私がインデックス投資を始めたのは10年以上も前なのですが、当時インデックス投信の信託補修は2%等のものもあり、1%程度の投資信託でも手数料が安いとされておりました。
それが今ではずいぶんと競争が進み、0.1%台のものも出てきました。インデックス投資の選び方は単純にコストの安いものを選ぶだけでなく、いくつか重要なポイントがあります。
また、それらを調べるのに便利なサイトも合わせて紹介したいと思います。
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重要なのは信託報酬でなく、実質コスト
最近では購入手数料がかからない投資信託が主流となり、かつ保有時に発生する信託報酬がトータルリターン取って重要であることがよく知られるようになってきました。
しかしながら、実際には信託報酬に加え、売買委託手数料など、その他の「隠れたコスト」も発生しています。
信託報酬だけでなく、信託報酬以外のコストを加味した「実質コスト」で比較する必要があります。
実質コストはインデックスファンドの運用報告書の中で示されており、新しいインデックスファンドで信託報酬が安いものがあってもすぐに飛びつかず、少なくとも1回目の運用報告書で実質コストを確認してから購入の判断をすべきと思います。
純資産が大きく、伸びていること
人気のない投資信託など、ある日突然運用をやめて強制決算されてしまうことがあります。
そうなるといったん利益確定されてしまうことになり、利益に税金がかかってしまうため、福利効果が薄れてしまい、そういう事態は避けたいものです。
純資産が大きく、かつ資産が大きくなっている投資信託がいいと思います。
トラッキングエラーが小さいこと
インデックス投資はTOPIXなどの指標に連動することを目的として作られた金融商品です。
しかしながら、どうしてもそこから乖離を起こしてしまうことがあります。それをトラッキングエラーと言います。
トラッキングエラーが大きいとプラスでもマイナスでも運用に影響しますので極力小さいものがいいと思います。
国内ETFではトラッキングエラーが大きく問題視されてきましたが、投資信託では無視し得る程度しか発生しておりませんが、念のため確認した方がいいと思います。
インデックス投信選びに便利なサイト
Zaiオンラインでは、毎月インデックス投信の比較を行っています。
http://diamond.jp/articles/-/131949
トラッキングエラーは別途調べる必要がありますが、信託報酬・実質コスト・純資産については非常にわかりやすくまとめられております。
なお、eMAXIS Slimシリーズは、信託報酬で他をリードしておりますが、まだ実質コストがわかっておりません(2018年6月時点)。
実質コストがわかり、競争力があるようでしたらeMAXIS Slimシリーズへの乗り換えを検討したいと考えています。
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