
結論から言いますと、インデックス投資はが儲かるかどうかは、わかりません。
インデックス投資に限らず、確実に儲かる金融商品は世の中には存在しません。
株式など、特定の分野で大きく資産を築いている人がいます。雑誌やメディアでもよく取り上げられています。そういう人は、選んでいる金融商品が良いからではなく、その分野の才能や運があるからだと思います。
では、資産運用について全く才能のない私のような人間はどうすればいいのでしょうか?
それは確率論に従って少しでも儲かる確率の高いものを、少しでも儲かる確率が上がる様に運用するしかありません。
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期待値(儲かる確率)を上げる3つの視点
期待値を上げるには次の3つを意識する必要があります。
- ゼロサムで無くプラスサムの商品を選らぶ
- リターンを下げる原因のコストを抑える
- 負けの原因となる人間の心理をトレードから極力排除する
まず、FXの様なゼロサムゲームは確率論的には手数料分だけ負けることになります。他方、株式などのプラスサムゲームは、配当金、自社株買いなどの株主還元によりプラスサムになります。
つまり全体でみればプラスに振れた分だけ勝ちやすくなると言えます。
また、コスト(税金を含む)は少ないに越したことはありません。コストが高いほど当たり前ですがリターンを落とします。
最後に人間心理こそがトレードで勝てない最大の理由と言われています。一説には負けている投資家の8割がこれが原因とか。
それを完全に排除することも重要と思います。
インデックス投資が優れているわけ
現時点で先の3つの課題に対応した投資方法がインデックス投資と思います。
- プラスサムであるということ
- 低コストであること
- 機械的に積み立てることで人間心理をトレードから一切排除できること
つまり、才能のない人間が資産を増やすことが確率的に期待できる方法は、インデックス投資だとおもいます。
実際のパフォーマンス
過去のデータから、世間一般に株式は7%くらいの年利が見込めると言われています。
なお、私が11年ほど継続しているインデックス投資では、年平均7-8%くらいのリターンで推移してきています。
その間、インデックス投資としては我慢できず裁量トレードを一部取り入れたりした関係で、150万ほど損失を計上していますが、それでもこのリターンです。
インデックス投資の注意点
インデックス投資は解約時の相場にパフォーマンスが大きく左右されることが欠点と言われています。
解約時が金融危機のタイミングだと、リターンが大幅に減少したり、最悪マイナスで終わってしまうこともあります。
そのリスクを少しでも減らすには時間分散しかありません。具体的には、次の対応が有効と言われています。
- 長期(最低でも20年以上)の積立期間を設ける
- 解約時は一度に解約せず、定額で少しずつ取り崩していく
まとめ
必ずもうかるという魔法の投資法は世の中にはありません。
投資の才能がないからと言ってあきらめることもありません。
人生設計くらいの長期間でインデックス投資を行うとだれでも高確率でリターンを得ることが出来ます。
勉強することも銘柄選びではなく、税金や手数料などのコストを如何に抑えるか、それだけです。誰でもできます。
また、長期が前提になってきますので、株価が下がるまでまってとか、余計なことは考えず、理解出来たらとりあえず少額からでも初めて見ることをお勧めします。
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