
好調な米国株インデックスの影響もあり、近年インデックス投資において国際分散派と米国集中投資派に分かれるようになってきています。
日経新聞に興味深い記事がありましたので紹介させていただきます。
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過去のパフォーマンスから比較
米国株指数としてとして「S&P500種株価指数」を、全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド指数(ACWI)」を取り上げ、次の3つの時期に分けてチャートを元に比較している。
- 1990年以降・・・米国
- 2000年以降・・・全世界
- 2010年以降・・・米国
ここ20年では2000年から2010年で新興国株などの上昇を受け、全世界株式が米国株を上回っているが、その他の期間では米国株指数が全世界を上回っている結果となっている。
全世界株指数派の意見
- 近年の上昇はハイテク株の上昇の影響が大きく過熱気味の懸念がある。
- 現在のような強い上昇トレンドが20年も30年も続いていくかどうかは分からない。このトレンドが、次はインド、中国、ドイツ、英国で起きるかもしれない。どこで起こるかわからないなら全部に投資してしまえばいい
- いずれにせよ、全世界株指数の半分は米国
米国株指数派の意見
- 米国企業は株主第一主義で、株主還元、株価への説明責任などをきっちり果たし、それにより株価も上昇
- 常にイノベーションは米国から起きグローバル企業も多い経済力、シェール革命による資源、軍事力など圧倒的な国力に加え、それを維持するための人口も増え続けている。
- 実際、米国株指数のS&P500種株価指数は長期で安定して上昇
リスクを抑えるにはやはり分散投資
下記サイトにありますように、アセットごとの年間利回り順位は毎年変化しています。資産の評価額を安定させる、つまりリスクを抑えるためには分散投資が良いように思います。
まとめ
近年金融商品のグルーバル化が進み、グローバル企業の多い米国株の利益が上げやすくなっていると同時に、外国株への投資も容易になってきており、株主第一主義を貫く米国へ資金がより集まりやすくなっている様に思います。
本当に過熱気味なのかは誰にも分からず、最終的には自分で判断するしかないのかなと思います。
米国株式、全世界株式いずれにしましても次の3点が重要と思います。
- アセットアロケーションを決める時は、米国株に集中投資しないまでも中心アセットとして据えるべき。日本株や新興国株への集中投資はしない。
- 長期積立投資を前提とした分散投資
- これは常々申し上げていることですが、いったん決めた積み立てルールをころころ変更しない(高値掴みになります。)
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