
インデックス投資でも個別銘柄投資でも、暴落時の買い付けというのは最も有効であることは良く知られています。
しかしながら、いざ暴落時になったときに買い付けるというのは難しいものです。
「本当にこれが底値なのか?落ちてくるナイフをつかむなと言われるけど大丈夫なのか?」などいろいろ悩んでいるうちい株価が戻ってしまったというのあよくあることではないでしょうか。
ダイヤモンドザイの6月号で騰落レシオを使った暴落時の底値買いについての戦略の記事がありましたので紹介させていただきます。
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騰落レシオとは?
騰落レシオとは、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見るためのテクニカル指標で、次の計算式で表されます。
(騰落レシオ)= (値上がり銘柄数)/(値下がり銘柄数)x 100
5日または25日という期間の平均をとって、それぞれ「5日騰落レシオ」、「25日騰落レシオ」と呼びます。
テクニカル指標として「25日騰落レシオ」がよく使われ、100%が中立の状態で、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的です。
似たような会苦にかる指標にVIX指数(恐怖指数)がありますが、これは全く別の指標となります。
騰落レシオを用いた投資方法
記事で紹介されている方法は、事前に暴落時に買い付ける銘柄をスクリーニングしておき、騰落レシオが70%を下回ったときに買い付けるという方法です。
それ以上に下がっていく可能性もありますが、長期で優良銘柄に絞って投資すれば、押し目を買うための戦略としては面白いのではないかと思います。
記事では、基本的に大型株を対象としています。小型株も対象に含めていますが、購入条件をやや厳しめに設定しています。というのも小型株は下げる時は大きく下げる傾向があるので、この判断は有効と思います。
以下は先ほどの記事から引用させていただいた図になりますが、騰落レシオの下落局面というのは良い押し目買いのチャンスになっていると思います。
上記記事より引用
なお、「騰落レシオ」は次の様な使い方もできると思っています。
- 株主優待銘柄の買い付け(ほしい銘柄をあらかじめ選定しておき、暴落時に買い付ける時の目安とする)
- インデックス投資(Topix連動などのスポット買い)
まとめ
調整局面が近いと言われている相場で、買い付けなどが難しい状況にありますが、「騰落レシオ」を使って客観的に判断することで、高値をつかむリスクは低減されるのではないかと思います。
騰落レシオが70%を下回ったときに狙う銘柄としては、記事で紹介されていた「1」「2」に加えて、優待銘柄や、インデックスファンドのスポット買いに利用しても効果的と思っています。さらに60%を下回った場合はさらに難平買いをしても面白いと思います。
- 大型優良銘柄
- 小型株(割安高成長)
- 株主優待銘柄
- インデックスファンド
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