
景気後退局面に差し掛かっていると言われており、債券投資を検討する中でたまたま書籍で目に留まった「証券会社がひた隠す米国債投資法」という書籍を買ってみました。
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良かった点
私自身もそうだったのですが、債券というのは株価と比べて分かりにくいという印象を持っている人が多いと思います。
この本は債券の仕組みについて非常に分かりやすく説明されており、債券についての理解を深めるのに非常にいい本だと思います。
債券に興味ある人あ一読されると良いと思います。
紹介されている債券投資について
本書では長期の米国ゼロクーポン債(30年物)を勧める内容となっています。
理由は、ほぼノーリスクで年利3%のリターンが複利で得られるため、30年後には2倍以上になって帰ってくるというものです。
30代で年間100万円くらいを年に1回一括購入することで、30年後から毎年大きなリターンが得られるという内容です。確かに、株式とリスク分散するには悪くない投資法と思います。
しかしながら、本書でも少し述べられていますが、米国債のため為替リスクがあります。
米ドルは比較的安定しているとはいえ、簡単に20-30%くらいは変動します。
アメリカ人でドルベースで生活していれば問題なく、魅力的ですが、やはり日本人にとってはリターンに対して為替リスクの割合が多すぎるように思います。
改めて債券投資について
外国債券はリターンのわりに為替リスクが大きいく、本来株価と組み合わせることでリスクを低減(ポートフォリオを安定)するはずが、為替によって大きく変動してしまいます。
他方、株価が急落する場面では円高になるケースが多く、外国株と組み合わせるのであれば、日本円の現金でもっておき、暴落局面の買い増しに用いた方が日本人の場合はリスクヘッジ効果が高いように思います。
従いまして、これまで同様、債券投資は原則行わず、積立資金の一部を日本円として持つことで暴落時の買い増しを行うというスタンスで臨みたいと思います。
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