
本業の楽天市場では、アマゾンやヤフーショッピングに押されて、シェアを奪われつつあり、また海外展開は失敗の続いている楽天ですが、楽天市場以外の分野での攻勢が続いています。
通信ビジネスへの参入ほどの派手さはありませんが、ここ最近、楽天ポイントという自社グループの強みを生かした、金融ビジネスの強化を行っており、その内容がインデックス投資家として、非常に魅力的な内容になっています。
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楽天ポイントでの投資信託購入対応
まず、これまでは楽天ポイントは楽天市場やポイント加盟店での支払いという用途に限定されていましたが、投資信託の購入にも使えるようにしました。
楽天カードでの投資信託購入対応(1.0%ポイント付与)
次いで、先日記事にしましたように、投信の買い付けに楽天ポイントだけでなく、楽天カードでの支払いを可能にし1.0%のポイントを付与するとを発表しました。
楽天カードの利用代金の支払いにポイントの利用を可能に
そしてさらに今回、楽天ポイントでカードの利用代金を支払えるようにするということが発表されました。
これで、楽天カードと楽天証券の利用メリットが大きく向上します。
投信積み立てにおける楽天証券とSBI証券の比較
ネット証券で1SBI証券と楽天証券は激しくサービスを競ってきましたが、ここへきて楽天が総合力を利用して引き離しにかかって来た感があります。
現時点では、投資信託の積み立てでは、楽天証券を選ばない理由はなくなってきています。
楽天証券 | SBI証券 | |
買付手数料 | 実質1%キャッシュバック | 0 |
信託報酬キャッシュバックサービス | 0.048% | 0.03% |
買付手数料は、ゼロが普通になっています。楽天証券はさらに1.0%の楽天ポイントが付与されます。
つまり実質1.0%のキャッシュバック。
また、信託報酬のキャッシュバックサービスについては、SBI証券は信託報酬の高い昔からある投信へのキャッシュバック率は高く設定していますが、最近の格安ファンドの多くはは0.03%で設定しています。投資額に対してバックされるSBI証券と、10万円ごととしている楽天証券で投資額によっては逆転する可能性がありますが、それなりの額になれば楽天証券が常に上回ることとなります。
また、買い付け時の1.0%バックが大きすぎて、信託報酬のキャッシュバックはあまり議論する価値すらなくなりつつあります。
なお、SBIのポイントをTポイントに換算しウェルシアのTポイントデーで使ったとしても逆転は難しいと思います。
ネットユーザーはこういう情報に敏感ですので、投資信託の積み立て買い付けのユーザーは確実に楽天証券に流れていくと思われます。
私も今のままでしたら11月以降の積み立ては楽天証券で行うと思います。
そんな状況下、ポイントサービス、クレジットカードビジネスで楽天グループに劣るSBI証券がどういう対応策を打ち出してくるのか楽しみでもあります。
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