貯金をしろ。自宅を買え。保険に入れ。親から教えられてきた常識を疑うことが資産形成の第一歩

親などに教えられてきた、資産運用の常識は今の時代には合わなくなってきています。

「ちゃんと貯金をしろ」

「結婚したら家を買いなさい」

「社会人になったら保険に入りなさい」

少なからず、こういったことを言われた経験がある人が多いのではないでしょうか。

確かに親が資産形成をした高度経済成長期は、定期預金の金利も7%くらいあり、家もどんどん値段が上がっていったので、自宅というのは有効な資産でした。

また、保険も金利型買ったので利回りがそれなりにありました。

したがって親の言っていること自体は間違ってはなくて、今の時代に合わなくなってきているというだけだと思います。

また、

「お金は汗水たらして稼ぐもの」

「投資はリスクがあるからしてはダメ」

と投資を否定するようなことを言われた経験がある人も多いのではないでしょうか。

親世代は投資の否定的な文化で育ってきており、投資そのものをアドバイスできるほどの知識を持ち合わせていない人がほとんどと思います。

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親世代の運用は現在は通用しない

現在では、ご存じのように銀行預金の金利はほぼゼロで、定期預金をしたとしてもほとんど増えません。

家も人口が減り空き家が増えてきている現在、今後も高度経済成長期の様に値上がりしていくとは考えにくいです。

保険については、共働きが増え、必要な保証額は少なくなってきており、かつ貯蓄性の保険も利回りは低く、メリットは少ないです。

したがって、親から言われたことを忠実に守って資産形成をすると今の時代では確実に失敗します。

 

貯金について

無駄遣いをしないことは重要で、それ自体は肯定されるべきです。

しかしながら、資産形成は、入金額 x 利回りで決まってくるため、利回りは必要です。

かつては郵便局の定期預金に入れておけば、10年で2倍以上になり、有効な運用でしたが今の金利ではそうはいきません。

したがって、今の時代では、貯蓄に回した資金を貯金ではなく、インデックス投資などで運用していくことが必要になっています。

 

家について

家については、税制優遇策などありますが、それでも慎重に選ぶべきであり、資産というよりも趣向品の一つとして考えておくべきと思います。

本当に必要なのか?そしてそこに長く住み続けられるのか?活況な今の不動産市況を見て、将来的に売る前提で買ってしまうと身動きが取れなくなってしまう可能性もあります。

また、大きな家が必要なのは子供が家にいるときだけで、子供が独立した後の期間の方がずっと長いのです。

でも家を買うとなると子供が家にいるときに必要となるサイズで買ってしまいがちです。

そうなると子供が独立した後、無題に広い家に住み続けることになります。

子供がいるうちは、教育に適した場所で広い賃貸で、子供が独立したら場所に縛られず自由に狭い家に引っ越す、もしくは住みたいところで小ぶりな家を買うとかでもいいと思います。

家もライフステージを鑑みながら変えていかないと、無駄なお金を払い続けることになります。

 

保険について

最後に保険は死亡時の残された家族を守るというのが目的ですが、共働きであれば、両親がどちらも亡くなる可能性は極めてゼロに近いため必要ないと思います。

私も保険には入ってません。また、保険屋さんから、貯蓄型の保険を勧められることがありますが、貯蓄型の保険に入ってわざわざ保険会社に手数料を払って運用するなら自分でインデックス投資をした方がずっと有利です。

 

まとめ

貯金・家・保険、親から教えられたことは残念ながら古く、今の時代には合わなくなってきています。

その常識を疑い、見直すことこそが資産運用の第一歩と思います。政府も老後の資産形成は国民の自助努力を求める様になってきており、今からの時代マネーリタラシーは必須の知識と思います。

盲目的に親世代から言われたことを守って運用している人は、今一度リセットしてい万時代を生きていくために必要な正しいマネーリタラシーを身に着けるところから始めると良いと思います。

 

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