
リセッションが近いなどの理由で、高配当銘柄への注目が高まっているようです。
配当金は株価下落時にも同じように支払われるため、相場下落時に精神的な支えになります。特に過去の金融危機においても増配を続けている銘柄ですと安心感はさらに高まります。
また、受け取る配当金が増えることで投資を継続するモチベーションになる点も大きなメリットであると言えます。
他方、インデックスファンドは配当金が再投資され、配当金を受領しているという実感がなくモチベーションの維持が難しい理由の一つと言われています。
しかしながら、インデックスファンドでも同様に不労所得を実感する方法があるので、紹介させていただきます。私もこれを意識することで積立投資が続けられています。
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トータルリターンは決して良くはない高配当戦略
配当込みのリターンをトータルリターンと呼びます。
グーグルで調べるといろいろと検証結果が出てきますが、一般的には配当をすべて再投資した場合、高配当銘柄のトータルリターンはインデックスに若干劣ると言われています。
したがって、配当金はもらえますが、トータルリターンではインデックスと同じが劣ってしまいます。
また、基本的には、配当金と株価の値上がり益の合計は結局同程度になると思っています。
配当金を出すということは利益の一部を株主に還元するわけで、配当金を出さなかった場合は、内部留保として蓄えられ次の投資など会社の成長に使われます。
したがって、配当金というのは将来的な値上がりを先取りしているようなものと思っており、配当金が出たタイミングで課税されるとすると複利運用を考えた場合、株価の恩恵が受けられる方が有利と言えます。
この辺りも、トータルリターンでインデックスが勝る理由なのかもしれません。
では、相場下落時やモチベーションの維持はどうするのか。
一般に株の平均リターンは5-7%程度と言われています。したがって、アメリカではリタイア後に積み立てたインデックスを取り崩す際、評価額の4%を目安に行うと資産を大きく減らすことなく使い続けられると言われてます。
アメリカとは税制も違いますし、アメリカ株は株主還元が積極的なので、同じというわけにはいきませんが、積み立てたインデックスファンドから年間3%くらいは十分引き出し可能と考えています。
したがって、インデックスファンドでは配当金は自動的に再投資されてしまいますが、評価額の3%くらいが不労所得として得られていると考えることで、モチベーションの維持につなげています。
例えば、私の場合、インデックスファンドが、現在2600万円ほどの評価額となっておりますので、3%の78万円くらいが年間不労所得相当と思うようにしています。
そうやって考えていくと、1億円に達したら300万円の不労所得がえられるようになります。1億円あれば贅沢をしなければ、十分生活していける水準と思いますが、遊ぶ資金も欲しいので2億円くらいを目指したいなぁと考えています。そうすれば年600万円、月にして50万円くらいの不労所得がえられるというわけです。
このように考えれば、高配当銘柄投資にこしつせずとも、インデックス投資であっても、不労所得相当を実感しながら運用できるのではないでしょうか。
私がメインで積み立てているインデックス投資の実績は下記リンクから確認ください。
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