
物件の買付が通ると決済日までに火災保険に入らなければなりません。
投資用1棟物件の火災保険の金額は大きく、さらに火災以外のシーンでも活用することの方が多いので、とても重要になってきます。
他方、昨年の台風時の保険求償の多さから、築古物件の保険業務から撤退したり、保険料を増額している保険会社が多く、火災保険を選ぶタイミングとしては非常に難しい時期にあります。
そんな中、私の1棟目の保険の見積もりを出してくれた業者と調べた範囲での特徴を纏めておきたいと思います。
Sponsored link
築古物件に対応した保険会社は少ない
昨年の水災事故や台風による風災によって築古物件を中心に保険求償が増え、特に築古物件への火災保険をやめる保険会社が増えてきています。今回私もいくつか当たりましたが、見積対応してくれたのは次の4社でした。
- 損保ジャパン
- 三井住友海上
- セゾンインシュアランス
- SBI損保
各社の特徴
損保ジャパン
損保ジャパンと三井住友海上は、サポートの手厚く初心者にはお勧めと聞いておりました。しかしながら、損保ジャパンは正直言って高すぎ(他よりも10万円くらい上)だったので、そもそもの検討からはずしました。
保険料
- 55万円(ネットの比較サイト)
- 63万円(スルガ銀行の紹介)
三井住友海上
三井住友海上は、火災保険をパッケージ化しており、非常に手厚い保証に特徴があります。
一番の特徴としては、損害保険金に加えて、費用保険金も付帯する点にあります。
損害保険金とは、建物などの朱里にかかわる修復費用・片付け費用そのもので、費用保険金とは、それに加えて、損害箇所の修理だけでなくその修理に付帯する作業(検査など)にも保険が適用されます。
当然、保険金自体は高めなのですが、同じ保険料なら三井住友海上が良いと思います。
保険料
- 54万円(ネットの比較サイト)
- 50万円(管理会社の提携)
セゾンインシュアランス
三井住友海上が手厚くカバーしているのに対して、セゾンは最低限の項目はカバーしつつも余計な部分をそぎ落としてその分保険料を安く抑えています。また、免責設定などもディフォルトでついております。
保険料
・49万円(ネット比較サイト)
SBI損保
ここは保険をパッケージ化しておらず、ここに設定することができます。また、保険求償時に人を派遣せず、自身で申請が必要になるため、その分コストが抑えられています。
保険料
・45万円(直接見積もり取得)
選んだ保険会社は三井住友海上
本業で工事保険の保険求償をした大変な経験から、自分で保険求償の必要なSBI損保は安いけれども上級者向けと判断しやめました。
セゾンはそれほどコストメリットがなかったのと、一方で管理会社が提携している三井住友海上が意外と安かったのでそちらにしようと思います。
今回学んだことは、
- 保険会社は保険金額だけでなく、各社特徴を把握したうえで判断した方が良い。特にSBIは保険求償を自分でやらないといけないため上級者向け。
- 頼みの仲介業者は全くあてにならない。とにかく早く決めさせることしかあたまに無い。今回も見積もりを取ってくるんですが、内容は何もわかってなくて最後は自分で問い合わせて確認しました。いいなりになってたらSBIか、高い条件で入らされてるところでした。
- 同じ保険内容でも協定再調達価格の設定が重要で、仲介業者のよってまちまち。例えば損保ジャパンはスルガ銀行が提携で5%オフになってるにも関わらず、他よりも高くなっているのはこれが理由(今度記事にします。)
- 保険内容、保証額の設定についても改めて。
この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、是非ブログランキングへ応援ボタンの投票を頂けると嬉しいです。