
相場調整局面で安定してキャッシュが得られるなどの理由から、高配当株投資への注目が高まっているようです。
かつては私も好んで高配当銘柄を買っていた時期もありますが、過去のパフォーマンスを見ると高配当銘柄に投資した場合よりも、株価が上昇し結果的に高配当になった銘柄の方がパフォーマンスが良いようです。
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一般的な株価と配当の関係
一般に上場間もない株式など、成長期にある会社は、あまり配当金を出さずにどんどん投資に回して行く傾向があり配当金は出さないもしくは少な目ということが多いです。
そして、ある程度成長しつくし、やがて成長が鈍化し成熟期に入ると、配当という形で株主に還元することで株価の下支えをするという傾向があります。
つまり、高配当の銘柄というのは成熟期に差し掛かっているケースが多いとも言えます。
私が買った高配当銘柄
過去、私が配当金目当てて買った株式としては、NTTドコモや、KDDI、総合商社などいくつかありますが、最も値上がりしたものでも、2倍程度です。
例えば、最も値上がりした銘柄は伊藤忠商事で、現在買い付け価格の80%の含み益を抱えています。
現在の株価に対する配当利回りが4.25%なので、買い付け価格に対する現在の利回りは7.5%を上回っています。
これは最も成功した例で、他の銘柄は良い時期に変えたものでも、30%-50%程度の値上がり程度で買い付け価格に対する利回りも多くても5-6%程度です。
結果的に高配当になった銘柄
一方、購入時にはあまり配当金を気にせず、成長性を見越して買付、株価が成長し結果的に高配当になった銘柄もあります。例えば、ユナイテッドアローズです。
買い付け時の株価は600円強で、株価は上昇を続け、その後少し調整しましたものの、配当を少しづつ増やしながら現在も3600を超える水準を維持しています。
現在ではかなりに含み益を抱えておりますが、加えて買い付け価格に対する現在の配当利回りは12.5%にもなります。
配当金目当てでなくても、成長株の成長にうまく乗れると、株価の値上がりだけでなく、高い配当菌も受け取ることができます。
私の保有株を見ると、大きく稼いでいるのは成長株から高配当株にシフトしていった銘柄のようです。
まとめ
高配当株への投資は魅力ではありますが、ある程度成熟した企業が多く、株価の上昇に限度がある場合も多いようです。
一方、成長株であれば成長性による株価上昇の恩恵だけでなく、将来的に超高配当になる可能性も秘めています。
ただ、成長株は変動が大きいので、成長株へ集中投資するとリスクも高くなってしまいますが、一方でそういう銘柄に出会えないと資産を増やすことも難しくなります。
それぞれ得意不得意はあると思いますが、私は高配当株は比較的安定した内部留保を多く抱える大企業に多く、長期のインデックス投資の代わりの様な投資法(バイアンドホールド)に向いており、一方の成長株は長くとも数年単位の投資で、どこかで売却前提で投資するのが良いように感じています。
いずれにも、共通して言えることは、安い時に仕込んだものが結局は大きなリターンにつながっています。
「騰落レシオ」などを参考しながら、今後もバランスよく、これらを組み込んでいこうと思います。
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